「NFTアート」について興味がある!もしくは「NFT」って何ですか?と思ったそこのあなたへ、ここでは実際にNFTアートを購入してみた私が、知識ゼロの状態から色々と調べた内容について紹介をしていきます。
NFTアート及びその周辺のシステムは、まだまだ発展途上の部分も多くその価値や安全性も完全に保証されたものではない為、購入を助長する意図はありません。投機的な意味合いではなくあくまでも純粋にNFTアートそのものを楽しむ目的で、本記事を読み進んで頂ければ幸いです。
- Web3.0とはなにか?
- NFTとはなにか?そしてNFTアートとはなにか?
- NFTアートを購入するまでの簡単な流れ
NFTアートは個人的にはとても面白い試みだと思っています。拙い部分もあるかと思いますが、参考になれば嬉しいです。
Web3.0とはなにか?
Web3.0とは、パブリック型のブロックチェーンを基盤としたインターネットの概念である
Wikipediaより引用
と言われてもイマイチ分かりませんよね?そこでもう少し噛み砕いて説明したいと思います。そもそも「Web3.0」があるという事は、「Web1.0」「Web2.0」と呼ばれる時代があったという事です。
つまり、「Web1.0」でいう所の「インターネット検索サービス」、「Web2.0」でいう所の「SNS」に対し、「Web3.0」では「ブロックチェーン」という言葉がキーワードになるという事です。
ブロックチェーンとはなにか
ブロックチェーン技術とは情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種であり、「ビットコイン」等の仮想通貨に用いられている基盤技術である
総務省|平成30年版情報通信白書|ブロックチェーンの概要より引用
ブロックチェーンとは、読んで字の如く暗号化されたデータがブロックとして生成されて鎖のように連なって並んでいることを指し、その状態を皆が監視し不正なデータの改ざんを防止する、という管理システムのことです。
そのシステムは従来の中央集権的なシステムと対比し「分散型」と呼ばれています。
このブロックチェーンの技術を用いているのが、暗号資産やNFTと呼ばれるものになります。
NFT(Non-Fungible Token)とはなにか?
NFTは直訳すると「非代替性トークン」となります。トークンとは「しるし・証拠」という意味合いをもつ言葉です。
ここでは「証明書・鑑定書」といった意味が近いかと思います。つまり下記のように言い換えることができます。
非代替性=他に置き換えることのできない
トークン=証明書(鑑定書)
ブロックチェーンの技術を用いることで、デジタルデータが誰のものであるか?ということが証明できるようになったという事は、「デジタルデータに資産的価値が生まれる」という事になります。
それは現実世界でいう所の土地に対する所有権の考え方と似ています。土地とは本来、誰のものでもないのですが法務局に「登記」をすることでその土地は誰のものなのか?を公に示すことができます。例えばその土地から見える景色が好きで、そこに住みたいと思った人がいたら、お金を払ってでもその土地を所有したいと思います。そこに「価値」が生まれます。
そしてその土地が誰から誰に売買されていったのか?という記録は「登記事項証明書」という形で誰にでも閲覧することができるようになっています。
NFTアートとは?
「デジタルデータに資産的価値が生まれる」という事は、デジタルの絵(画像)にも価値が生まれる可能性があることを示唆しており、これがいわゆる「NFTアート」と言われるものになります。
CryptoPunks(クリプトパンクス)
NFTアートの一例として、「CryptoPunks(クリプトパンクス)」について書きたいと思います。
クリプトパンクスは2017年に立ち上げれらたプロジェクトで、10,000体のドット絵のキャラクターが存在し、それは全て唯一無二の存在でコンピュータによって生成されているため、同じ顔が存在しません。
2017年当初は無料で公開され、「イーサリアム」の「ウォレット」を持っている人であれば「ガス代」を払えば誰でも所有することができましたが、今は著名人や有名企業なども購入した事で価格が高騰し、かなり高額で取引されています。
元々価値のなかったものが、「欲しい」と思う人が増える事でどんどん価値があがっていく。これがNFTアートの魅力であると同時に本当にそれだけの価値があるのか?が分からないリスクでもある所ですね。。。
ここでのポイントは「イーサリアム(ETH)」「ウォレット(Wallet)」「ガス代(Gas fee)」になります。
イーサリアム(ETH)とは暗号通貨の事です。ウォレット(Wallet)とは直訳すると財布なので、その暗号通貨を保管しておく場所です。ブラウザ上やスマホのアプリから簡単に送金が可能です。そしてガス代(Gas fee)とは、イーサリアムを使って取引を行った場合に発生する手数料の事です。
NFTアートを購入するまでの流れを簡単に紹介
ここではNFTアートを実際に購入するための流れについてご紹介していきます!
- 暗号通貨取引所「Coincheck(コインチェック)」の開設をし、イーサリアム(ETH)を購入する。
- コインチェックと「MetaMask(メタマスク)」とを紐付けし、イーサリアムをウォレットに送金する。
- NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」でNFTアートを購入する
今回は、NFTアートについて解説させて頂きました。興味をもって調べることでNFTとはどういうものなのか、そして購入するまでの簡単な流れを把握することができました。
本記事が読者の一助になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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